新型コロナウイルスの感染予防において、情報技術の導入が期待されつつも個人情報の扱いが大きな課題となりました。情報技術やビッグデータ、個人情報の利活用が難しい現場の一つが地域福祉分野です。この分野で先駆的な取り組みをしている黒部市社会福祉協議会(富山県)をケーススタディとして取り上げ、その実現の難しさと可能性について議論を交わしました。
今回は、センター初のオンライン・リアルタイムでの開催となりました。新しい慣れない環境の中でのワークショップとなりましたが、日本ファシリテーション協会の方々のご支援もあり、無事、ワークショップを実施することができました。お手伝いいただきました日本ファシリテーション協会の皆様方に感謝申し上げます。
■概要
2020年9月2日(水)18:00-20:00
Zoomミーティングを用いたオンラインによる開催
■スピーカー
◊情報化アドバイザー:市川博之氏(一般社団法人コード・フォー・ジャパン コンサルタント/Code for ふじのくに 代表/市川電産 CEO)
◊実践者:小柴 徳明氏(黒部市社会福祉協議会 総務課 課長補佐/経営戦略係長)
■流れ
1)センター長あいさつ 小田亮(コミュニティ創成教育研究センター長/比較行動学)
2)「地域福祉分野におけるデータ利活用と個人情報保護の壁」
:市川氏(前掲)
3)「支援者が支援しやすい環境づくり」を目指して ー夢の地域福祉ビックデータの活用(妄想)ー」
:小柴氏(前掲)
4)代表質疑(名古屋市社協ほか)
5)グループディスカッション
:ブレイクアウトルームでの意見交換
6)全体共有、まとめ
※ファシリテータ 三矢勝司(コミュニティ創成教育研究センター研究員)
■主催 名古屋工業大学コミュニティ創成教育研究センター
□共催 知能情報分野 白松研究室
□協力 日本ファシリテーション協会
(林加代子様, 一木茂様, 鳥羽秀人様, 角谷裕司様, 三田祐子様)
■問合せ:community-c@lab-ml.web.nitech.ac.jp